インプラント治療は痛くない？知っておきたい痛みの程度と術後の経過
インプラント治療を受けたいものの、手術に伴う痛みが心配と考える方は少なくありません。
痛みが強いのであれば、治療を受けたくない方もいるでしょう。
最初に結論を示すと、手術中は基本的に痛くないといえます。
一方で、手術後はある程度の痛みが生じます。
ここでは、インプラントの手術に伴う痛みと不安が強いときの対処法、手術後に現れる痛みの程度と痛みの期間を解説しています。
以下の情報を参考にすれば、どの程度の痛みを覚悟すればよいかがわかるはずです。
不安を解消したい方は参考にしてください。
インプラント手術は痛くない？
インプラント治療では、歯茎を切開して顎の骨にドリルで穴を開けます。
強い痛みを伴うように思えますが、局所麻酔を施すため手術中に痛みを感じることは基本的にありません。
感じるとすれば、骨を削るときに生じるドリルの振動です。
不快に思うかもしれませんが、問題になることは少ないでしょう。
手術中は口を開け続けることになるため、顎の疲れを感じる方はいます。
手術時間は30～60分程度（1本の場合）が目安です。
骨造成の処置を一緒に行うと20～30分程度が追加されます。
顎の疲れに配慮して、途中で休憩をはさむ歯科医院もあります。
具体的な対処は歯科医院で異なるため、心配な方は事前に確認しておくとよいかもしれません。
以上のほかでは、手術中に麻酔が切れて痛みを感じることも考えられます。
ただし、通常は状況にあわせて麻酔を追加するため、手術中に痛みを感じることはありません。
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手術が不安な方におすすめの静脈内鎮静法とは
痛みはないと聞いても、手術に不安を感じる方はいるはずです。
このような方は静脈内鎮静法の併用を検討するとよいかもしれません。
静脈内鎮静法は、鎮静薬などを点滴で静脈内に投与する方法です。
不安や緊張、恐怖心などを取り除くことを目的とします。
静脈内鎮静法の主なメリットとデメリットは次の通りです。
【メリット】
- リラックスした状態で手術を受けられる
- あっという間に手術が終わったように感じる
- 手術中の出来事が記憶に残りにくい
【デメリット】
- 副作用のリスクがある
- しばらくは安静を求められる
静脈内鎮静法を受けると、意識はあるものの半分寝ているような状態になります。
したがって、いつの間にか手術が終わっていたと感じることが少なくありません。
また、嫌な記憶が残りにくいため、インプラント治療に対する苦手意識も生まれにくい傾向があります。
一方で、使用する薬剤の副作用には注意が必要です。
手術中は全身状態をモニタリングしながら薬剤の量を調整します。
静脈内鎮静法を行う担当医には専門的なスキルが求められるのです。
術後に安静を求められることも押さえておかなければなりません。
当日中は自動車を運転できないなど、生活に一定の制限が加わります。
インプラント手術後の痛み
麻酔が切れると、傷口などに痛みが生じます。どの程度の痛みがどれくらい続くのでしょうか。
傷の痛み
前述の通り、インプラント治療では歯茎を切開して顎の骨にドリルで穴を開けます。
麻酔が切れると多少の痛みが生じます。
具体的な痛みの感じ方には個人差がありますが、鎮痛剤の服用で我慢できるケースが多いでしょう。
ただし、同時に複数のインプラントを埋入すると痛みは強くなる傾向があります。
痛みのピークは術後2～3日程度、痛みが続く期間は7～10日間程度が目安です。
痛みがあまりに強い場合や痛みがおさまらない場合は、何かしらのトラブルが起きているかもしれません。我慢せず、主治医に相談しましょう。
骨造成の痛み
骨造成は、骨の量が不足しているときに行う処置です。
具体的な方法はさまざまですが、手術の範囲が大きいため、痛みが強く出る傾向があります。痛みのピークは術後3日前後、痛みが続く期間は術後10日間が目安といえるでしょう。
痛みは鎮痛剤である程度は抑えられます。痛みとは別に、腫れが強く出るケースもあります。
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抜歯の痛み
抜歯後、しばらく期間をあけてからインプラントの手術を行うこともあります。
インプラントを目的とする場合も、通常の抜歯と痛みは基本的に変わらないと考えられます。
痛みの程度は、鎮痛剤の服用で我慢できる程度であることが多いでしょう。
痛みのピーク、痛みが続く期間はケースで異なります。
数日から1週間程度で治まることが多いといえます。
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インプラント手術は痛くない！手術後の痛みには要注意
ここでは、インプラント手術の痛みについて解説しました。
手術中は局所麻酔を施すため、痛みを感じることは基本的にありません。
不安が強い場合は、静脈内鎮静法を併用できます。
麻酔が切れると痛みが現れますが、鎮痛剤の服用で落ち着くケースがほとんどです。
インプラント手術は痛みをコントロールできると考えてよいでしょう。
秋元歯科クリニックは、患者様の痛みに配慮したインプラント治療を目指しています。
手術前に麻酔をかけることはもちろん、麻酔科医同席のもと静脈内鎮静法を行うことも可能です。
痛みが心配な方はお気軽にご相談ください。
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