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インプラント治療中に転院したい! 中断しても大丈夫? 対処法や注意点を解説
インプラントの治療中に、歯科医院への不満や引っ越しなどの理由で転院を考えるケースがあります。しかし「治療中に転院できるのか」「トラブルにならないか」など、不安を感じる方もいるでしょう。
治療中の転院は基本的におすすめできませんが、転院を受け入れている歯科医院もあります。
本記事では、インプラントの治療中に転院したい場合の対処法や注意点を解説しますので、参考にしてください。
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目次
インプラントの治療中に転院したい場合の対処法
インプラントの治療中に何らかの理由があり、転院したいと希望する場合もあるでしょう。ここでは、2つのケースに分けて対処法を解説します。
- 歯科医院の対応に不満や不安がある場合
- 引っ越しによって転院が必要な場合
歯科医院の対応に不満や不安がある場合
インプラントの治療中に歯科医院の対応に不満や不安がある場合、転院を検討することがあります。しかし、まずは現在通院している歯科医院で相談することをおすすめします。
不満や不安を伝えても改善が見込めない場合は、転院の意向を伝えた上で治療に関するデータを受け取りましょう。ただし、担当の歯科医師に相談するのが難しい場合は、治療データなしでも受け入れてくれる歯科医院を探す必要があります。
多くの歯科医院では、検査や診断を再度行うことでインプラント治療中の転院患者を受け入れています。しかし、再検査には費用がかかる点に注意が必要です。
引っ越しによって転院が必要な場合
引っ越しによって転院が必要な場合は、治療がどの段階にあるのかで転院すべきかを判断してください。
検査や診断を受けて治療計画を立てた段階であれば、本格的に治療が始まる前に引っ越し先にある歯科医院へ転院するのがおすすめです。
また治療はほとんど終わっており、あと1~2回の通院で済む場合は転院せずに最後まで診てもらう方が良いでしょう。同じ歯科医院に通い続ければ、一貫した治療が受けられます。
引っ越し先の距離が遠く通院できない場合は、引っ越す前に相談して主治医に紹介状を用意してもらうのがおすすめです。引っ越し先の住所を伝えることで、信頼できる歯科医院を紹介してもらえる可能性もあります。
インプラント治療の中断をおすすめしない5つの理由
インプラント治療中の転院は可能ですが、治療を中断するのはおすすめしません。治療の中断にはさまざまなリスクがあるため、確認しておきましょう。
- 仮歯が破損・脱落する可能性がある
- 人工歯を入れるスペースがなくなるリスクがある
- インプラントが脱落する可能性がある
- 細菌感染を引き起こすリスクがある
- 治療が長引き追加費用がかかる可能性がある
仮歯が破損・脱落する可能性がある
インプラントの治療では人工歯を入れるまでの間に、仮歯を入れて欠損した歯を補います。仮歯が入ることで食べ物をかめるようになりますが、あくまでも一時的な処置です。
また仮歯はプラスチックで作られているため、最終的に入れる人工歯よりも耐久性が劣っています。長期的に使用したり硬い物をかんだりすると、破損・脱落する可能性があり注意しなければなりません。
仮歯でかめるからと治療を中断せず、最後まで治療を続けて人工歯を入れましょう。
人工歯を入れるスペースがなくなるリスクがある
インプラントを埋入する手術を受けて、仮歯を入れる前に治療を中断した場合、人工歯を入れるスペースがなくなるリスクがあります。
歯には隙間を埋めるように動く性質があり、仮歯を入れずに放置していると周囲の歯が傾いてしまうからです。
また仮歯を入れていても耐久性が低く、摩擦によってすり減ることで歯と歯の間に隙間ができる場合があります。治療開始時の歯並びから変わってしまうと、人工歯を作り直す必要があるので、治療を中断しないようにしてください。
インプラントが脱落する可能性がある
仮歯を入れた状態で治療を中断した場合、影響が出るのは仮歯だけではありません。仮歯が摩擦ですり減って歯並びが変わると、顎の骨に埋め込んだインプラント体にも過剰な負荷がかかります。
負荷のかかり方によっては、インプラント体が脱落する可能性があるため注意してください。
また脱落したインプラント体は自分では元に戻せません。患部を手で触ることで細菌感染にもつながるため、必ず歯科医院で診察を受けましょう。
細菌感染を引き起こすリスクがある
インプラント治療を中断すると、細菌感染を引き起こすリスクが高まるので注意が必要です。仮歯を装着していない状態では、粘膜が露出するため細菌に感染しやすくなります。
仮歯を装着していても、破損部分から細菌が侵入するかもしれません。また人工歯を入れた後もメンテナンスを怠ると、インプラント体を支える組織が炎症を起こし、インプラント周囲炎になる可能性があります。
インプラントを長持ちさせるには、治療の完了と定期的なメンテナンスが重要です。
治療が長引き追加費用がかかる可能性がある
インプラントの治療を中断すると、予定よりも治療が長引き追加費用がかかる可能性もあります。
例えば、治療を中断したことで歯並びが変わってしまえば、入れる予定だった人工歯を適切な形状に作り直さなければなりません。細菌感染によって炎症が起きた場合には、痛みや腫れを抑える治療も必要です。
状態がひどい場合は治療を最初からやり直すことになるので、中断しないようにしましょう。
インプラントの治療中に転院したい場合に必要な情報
インプラントの治療中に転院したい場合は、検査結果や治療計画などの情報を転院先にも伝える必要があります。転院を希望する方は、以下の情報を提供してもらえるように相談しましょう。
- 診療記録
- 治療に関するデータ
- インプラントの治療計画書
診療記録
診療記録には、インプラントを含めて過去にどのような治療を受けてきたのかが正確に記載されています。インプラント治療の引き継ぎや今後のメンテナンスにも、詳細な診療記録は必須です。
これまでの治療内容が明確になるため、転院先との連携も取りやすくなるでしょう。治療の引き継ぎにおいて、インプラントメーカーの種類や固定方法は特に重要な情報です。
また転院先でこれまでの治療を詳しく説明する必要もなく、カウンセリングにかかる時間を短縮できます。
治療に関するデータ
インプラント治療中に転院したい場合は、これまでの治療に関するデータも手元にそろえることが大切です。治療に関するデータには、レントゲン写真や治療の経過を記載したカルテなどが含まれます。
治療に関するデータは、転院先の歯科医師が治療状況を正確に把握するために欠かせません。スムーズな診断を受けるためにも容易しましょう。なお、検査から一定期間が経過している場合は、再検査をすることがあります。
インプラントの治療計画書
インプラントでは治療を始める前に、具体的な治療内容を把握するための治療計画書を作成します。治療計画書に記載される内容は以下の通りです。
- 具体的な治療内容
- 治療完了までにかかる期間
- レントゲン検査やCT検査などの結果
- トータルの治療費
- 治療完了までの通院回数
このように、インプラントの治療は緻密な計画を立ててから行われます。現在治療を受けている歯科医院の治療計画書が転院先でそのまま利用されることはありませんが、転院先の歯科医師と相談するために用意しましょう。
インプラント治療の転院先を選ぶ6つのポイント
インプラント治療の転院先は慎重に選ばなければなりません。転院先を選ぶ際のポイントを紹介するので、押さえておきましょう。
- インプラント治療中の転院に対応しているか
- インプラントの治療実績が豊富か
- 同じメーカーのインプラントを扱っているか
- 転院後にどのくらい費用がかかるか
- インプラントのリカバリーを得意としているか
- 質の高いメンテナンスを提供しているか
インプラント治療中の転院に対応しているか
インプラント治療中の転院に対応しているかは、歯科医院によって異なります。治療を実施していても、転院に対応していない可能性があるため事前に確認しましょう。
Webページに「転院可能」「セカンドオピニオン」と記載されていれば、転院に対応している場合がほとんどです。また転院した場合の費用や保証について明記している歯科医院もあります。
まずはWebページや電話で、転院の可否を確認することをおすすめします。
インプラントの治療実績が豊富か
インプラントの治療中に転院したい場合、転院先の歯科医師が治療を引き継ぐことになります。歯科医師の技術や経験によって、治療後の仕上がりに差が出るので、治療実績が豊富かを確認してください。
治療実績が豊富な歯科医師であれば、質の高い治療を提供してくれるでしょう。
ただし、治療実績が豊富でも歯科医師と相性が合わない場合もあります。口コミも参考にして、歯科医師の人柄や対応なども確認しておくのがおすすめです。
同じメーカーのインプラントを扱っているか
インプラント治療の転院に対応している歯科医院が見つかっても、同じメーカーのインプラントを扱っていなければ治療を受けられません。治療を任せられそうな歯科医院を見つけたら、取り扱うインプラントメーカーも確認してください。
インプラントは、国内外でさまざまなメーカーが提供しています。同じメーカーを扱っていても、インプラントの種類までは対応していない可能性もあるので、自分の治療に使用しているインプラントを把握しておきましょう。
転院後にどのくらい費用がかかるか
インプラントは自由診療であり、治療を行う歯科医院によって費用に差があります。そのため転院したい場合は、転院先と新たに契約を結ばなければなりません。
転院後にどのくらい費用がかかるのかを把握していなければ、予算をオーバーする可能性もあります。
また転院前の歯科医院が独自の保証を提供していると、転院先では保証を引き継げない場合があります。費用だけでなく保証についても、改めて確認しておきましょう。
インプラントのリカバリーを得意としているか
インプラントの治療を中断していた場合、転院先で再治療が必要になる可能性があります。特にインプラントに不具合が生じて転院したい方は、転院先の歯科医院がリカバリーを得意としているかの確認が重要です。
また不具合のリカバリーには高い技術が必要になります。そのため、通常の治療やメンテナンスの引き継ぎには対応していても、不具合のリカバリーは断られるかもしれません。
受診前に一度問い合わせて、リカバリーに対応しているのかを問い合わせてみてください。
質の高いメンテナンスを提供しているか
インプラント治療では、治療後の定期的なメンテナンスも必要です。転院先でメンテナンスに対応してもらえるのかも確認しておきましょう。
治療が完了しても、インプラント周囲炎のリスクや人工歯への着色などのトラブルがあります。質の高いメンテナンスを提供している歯科医院であれば、トラブルの際も適切に対応してもらえるでしょう。
また予約が取りにくい歯科医院だとメンテナンスを怠るきっかけとなるので、予約の取りやすさも確認しておくのがおすすめです。
インプラントの治療中に転院したい場合の注意点
インプラントの治療中に転院したい場合の注意点を紹介します。転院時に困らないためにも、ポイントを押さえましょう。
- 紹介状がないと転院できない場合がある
- 治療に関する全ての情報を伝える必要がある
- 費用や保証内容が異なる場合がある
紹介状がないと転院できない場合がある
治療中に転院したい場合、紹介状は必ずしも必要ではありません。
ただし、中には紹介状がないと転院を受け入れてもらえないケースもあります。特に総合病院や大学病院への転院を希望する場合、紹介状が必須です。
また紹介状を用意しておくことで、引き継ぎや治療がスムーズに進みます。紹介状の発行には費用がかかりますが、治療の進捗状況を正確に伝えるために用意しておくのがおすすめです。
治療に関する全ての情報を伝える必要がある
転院後に適切なインプラント治療を受けるには、転院先へ治療に関する全ての情報を正確に伝える必要があります。
歯の欠損部の状態は一人ひとり異なるため、インプラント治療はオーダーメードが一般的です。具体的な治療内容や使用するインプラントのメーカー、検査結果が明確であれば、転院先での治療計画が立てやすくなります。
紹介状を発行してもらう場合は治療の詳細が記載されていますが、自分でもインプラントメーカーや治療内容を把握しておきましょう。
費用や保証内容が異なる場合がある
インプラントは自由診療であり、選んだ転院先によって費用が異なります。そのため、転院前よりも治療費が高くなる可能性があることを考慮しておきましょう。
また治療中に転院する場合、基本的に保証は継続できません。ただし、転院前と転院先の歯科医院が歯科治療保証会社のガイデントに認定されていれば、保証が継続されます。
治療中に転院したいと考えている方は、転院先の保証も確認しておきましょう。
インプラント治療中に転院したい場合は慎重に判断しよう
インプラントの治療中であっても、他の歯科医院に転院することは可能です。転院したいと考えている方は、まず通院している歯科医院で相談してみてください。
ただし、転院によって長期的に治療を中断することはおすすめしません。仮歯の破損や脱落、細菌感染などのリスクが生じる可能性があります。そのため、できれば転院せずに治療を完了させるのがおすすめです。
どうしても転院したい場合は、紹介状を発行してもらった上で転院を受け入れている歯科医院を慎重に探しましょう。
秋元歯科クリニックでは、経験豊富な歯の専門家が素材にこだわった良質なインプラント治療を提供しています。治療中の転院を検討している方は、ぜひ一度ご相談ください。
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