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インプラント治療の期間や通院回数、完了までの流れは?
歯のない期間はどうする?

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インプラント治療の期間や通院回数、完了までの流れは?歯のない期間はどうする?

インプラント治療は、あごの骨に人工歯根を埋め込む手術が必要で、歯の状態や口内環境によっても治療期間は変わります。 「インプラント治療に興味があるけれど、治療期間や通院回数がよくわからない」「治療が完了するまで長期間通い続けなければならないのか」という理由から、インプラントを迷っている人は少なくありません。また、歯のない期間の過ごし方に不安を感じている人もいるのではないでしょうか。

この記事ではインプラントの一般的な治療期間、歯のない期間の過ごし方、通院回数について詳しく解説します。インプラントの治療期間は他の歯科治療と比べて、長くなる傾向があります。日々の食事にも大きく影響するため、事前に治療の流れを知っておくことが大切です。

インプラントの治療期間は3ヵ月~1年が目安

インプラント治療は開始から終了まで、3カ月〜1年が一般的な目安と言われています。手術自体は1〜2日程度で終わりますが、埋め込んだインプラント体とあごの骨が結合するまでに時間がかかるためです。一般的に、下あごより上あごの方が治療期間は長くなります。

虫歯や歯周病などがある場合は、インプラント治療を始める前に虫歯や歯周病を治療する必要があるため、期間はさらに長くなるでしょう。また、あごの骨に厚みが足りない人は、あごの骨を増やす造形手術も必要です。骨の造形手術をする場合、一般的な治療期間にプラスして4〜5カ月が目安です。

インプラントの治療期間は個人差が大きく、歯の状態や口内環境によっても変わってきます。正確な治療期間はカウンセリングや手術前検査を行った上で、担当の医師に必ず確認するようにしましょう。

手術後の治療期間が重要

インプラントでは手術後の治療期間が重要です。インプラントがあごの骨にしっかりと結合するには、3カ月〜半年ほどの期間が必要です。インプラント埋入手術をしたあとは1〜2週間ほど腫れや痛みの症状が出ますが、徐々に落ち着いてきます。

ただし、インプラントとあごの骨の結合に悪影響をもたらす可能性があるため、治療中は過度な飲酒や喫煙、激しい運動は避けましょう。細菌感染による炎症のリスクを軽減できるよう、傷口にはできるだけ触らないようにします。刺激の強い食事は控え、腔内をできるだけ清潔に保つこともポイントです。

失った歯を補う治療方法は、インプラント・ブリッジ・入れ歯などの方法があります。インプラントはブリッジや入れ歯と比べると治療期間は長くなりますが、機能性・審美性に優れており、しっかりとメンテナンスをすることで生涯にわたって使えます。

それぞれの方法やメリット・デメリットを理解し、予算と治療期間などを考慮した上で慎重に決めると良いでしょう。

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インプラント治療中は歯のない期間もある?

インプラント治療中は歯のない期間もある?

インプラント手術を2回法で行う場合、1回目の手術でインプラントを埋入し、2回目の手術でインプラント人工歯を装着します。1回目の手術と2回目の手術の間、歯がない状態で過ごすことになると思われがちですが、基本的には仮歯を使用します。

見た目に大きく関わる前歯の場合は、歯のない期間はほとんどありません。即日仮歯という方法であれば、1回目の手術をした当日に仮歯を入れることも可能です。口腔内の状態に合わせて仮歯を修正しながら使っていきます。奥歯の場合は、口内の状態によって仮歯を入れないこともあります。

仮歯をつける期間は、快適な人工歯をつくるためのテスト期間であるため、違和感などがあれば必ず医師に伝えましょう。ただし、仮歯はプラスチック製のため、最終的にインプラント人工歯として装着するセラミックと比べると耐久性は大きく劣ります。仮歯を使っている間は、硬い食べ物や粘着力の強い食べ物は避けた方が安心です。

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ストローマンインプラントは治療期間の短縮が可能

インプラントを製造しているメーカーは世界中にありますが、その中でもストローマン社製Roxilid SLAインプラントは世界シェアNo.1のブランドです。50年の歴史と20年の追跡調査を行っている信頼の高いメーカーであると共に、治療期間の短縮も可能にしたことでも知られています。

ストローマンインプラントの特徴に、人工歯根の表面形状である「SLA」が挙げられます。微細な凸凹構造となっていることで、骨細胞が入り込みやすく、短い期間での結合を実現しました。あごの骨の状態が安定していれば、インプラント埋入から約6週間で最終的な人工歯を装着することが可能です。

さらに、ストローマンインプラントの成功率は97%、装着してから10年後の生存率は98.8%、と言われているため、安全性の高さも魅力的なメーカーといえます。インプラント埋入手術の際、アバットメントを歯茎のうえに出す1回法は1974年にストローマン社によって開発されたと言われており、インプラント業界を牽引するメーカーの一つです。

インプラント治療の流れと通院回数

インプラント治療の流れと通院回数

インプラント治療について、抜歯から治療完了までの流れとそれぞれの工程について説明します。工程ごとにかかる期間は、治療の内容や使用するインプラントによっても異なりますが、今回はストローマンインプラントを例に解説します。

ストローマンインプラントの場合、治療期間は最短で3カ月、治療回数は最短で5回程度。費用を抑えてインプラントを行いたい場合は、治療期間は長くなりますがハイオッセンインプラント、オステムインプラントなどの方法もあります。治療期間と予算のバランスを考えながら、最適な治療法を探しましょう。

カウンセリング・検査

カウンセリングでは、インプラントに関する質問や予算の相談を行います。不安があればカウンセリング時にしっかりと伝えましょう。検査ではCT撮影を行い、インプラントを埋入する部分の骨の状態を確認します。

通院回数は1回〜3回、通院期間は1日〜2週間程度です。カウンセリング・検査をもとに、インプラント治療に向いているのかを判断していきます。具体的な治療法が決まるまで個人差があるため、通院回数・通院期間にもバラつきが生じやすくなっています。

抜歯

抜歯後の処置は2つのパターンがあります。抜歯後すぐにインプラントを埋め込むパターンでは、通院回数は1回、通院期間は1日です。傷口の回復を待ってからインプラントを埋め込むパターンでは、通院回数は2回、通院期間は1週間程度です。抜歯してから約1週間後、傷が治ったタイミングでCT撮影をして審査診断を行います。

抜歯後すぐにインプラントを埋め込む方法は、治療期間の短縮が可能で傷口の治りも早いというメリットがあります。ただし、使用できないインプラントの種類があったり、対応していない歯科医院もあったりするため、すべての人が選択できるわけではありません。

インプラント埋入手術

抜歯から2週間前後でインプラント埋入手術を行います。インプラント埋入手術には1回法と2回法があり、骨の厚みなどにより手術の回数が異なります。

回法の場合、1回目の手術ではインプラントをあごの骨に埋め込み、傷口を歯茎で覆うように縫合します。2回目の手術ではインプラントの装着時に、覆った歯茎を切開します。インプラント埋入手術としては、1回法と2回法ともに通院回数は1回、通院期間は1日です。

治癒期間

あごの骨と短期間で結合が可能なストローマンインプラントの場合、治癒期間は1カ月半〜3カ月程度です。インプラントの種類や治療内容によっては約4〜5カ月必要なケースもあるため、ストローマンインプラントの治癒期間は非常に短いと言えるでしょう。

通院回数は1〜4回となり、傷口の様子を確認しながら抜糸や消毒を行います。治癒期間は傷口を刺激しないよう食事や生活習慣に気を付けることで、細菌感染などのリスクを軽減できます。

型取り

治癒期間は仮歯を使用しているため、最終的なインプラント人工歯を装着するために型取りを行います。型取りはインプラントが骨と結合したのを確認した後に実施します。

通院回数は1回、型を取ってから人工歯が出来上がるまでの期間は1〜3週間程度です。自然な仕上がりになるよう、セラミックの色味について相談もできます。

インプラント装着

セラミックでできたインプラント人工歯を装着します。1回法の場合、歯茎の上に出ているアバットメントに人工歯を取り付けていきます。2回法の場合、インプラント装着時に2回目の手術を行います。

通院回数は1回、抜歯からインプラントで噛めるようになるまで、最短2〜3カ月程度です。ただしインプラントの本数が多いと、治療期間が長くなるケースもあります。噛み合わせが悪いとインプラント部分に痛みを感じることもあるため、細かく調整していきます。

メンテナンス

インプラント人工歯を装着した後も、インプラント周囲炎を予防するために定期的にメンテナンスを受けましょう。歯茎が炎症を起こしてしまうと、インプラントが不安定な状態となり、破損したり外れてしまったりする可能性もあります。

インプラント治療が終わった後も、天然歯と同様に3カ月に1回程度、定期検診を受けると良いでしょう。丁寧にブラッシングを行い、デンタルフロスや歯間ブラシで歯間も手入れすることで、長く快適にインプラントを使えます。

まとめ

インプラントの手術は1日で終わりますが、治療期間はブリッジや入れ歯と比べても長くなる傾向です。手術前後だけでなく、治癒期間もセルフケアが重要となり、生活面でも気を付けなければならないことが多々あります。細菌感染を防ぐためにも、インプラント治療期間は規則正しい生活と刺激の少ない食事を心がけましょう。

時間のかかるインプラント治療ですが、少しでも治療期間を短くしたい人はストローマンインプラントを使用している歯科医院での治療がおすすめです。また、世界最高品質のストローマンインプラントを検討しているのであれば、安心して治療ができる歯科医院を選ぶことも重要です。

あきもと歯科はストローマンインプラントの治療を多く行っています。高性能なCTデータをもとにカウンセリングやシミュレーションを行っているので、インプラントをご検討の方はぜひご相談ください。

横浜のインプラント治療なら「あきもと歯科」

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