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インプラントに失敗したときの対処法! 再治療や返金は可能? 治療成功のポイントを紹介

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インプラントに失敗したときの対処法! 再治療や返金は可能? 治療成功のポイントを紹介

インプラントには専門的な技術が必要です。また高額な治療であるため、失敗した場合の対処法が気になるかもしれません。再治療や返金が受けられないのであれば、治療をためらう人も多いでしょう。インプラントを失敗した原因によっては、再治療や返金を受けられることがあります。

本記事では、インプラントに失敗した際の対処法を紹介します。インプラントの失敗事例も取り上げるので、ぜひ参考にしてください。

インプラントとは?

インプラントとは?

インプラントとは本来、体に埋め込む医療器具の総称です。歯科においては、歯を失ったときに行われる治療法を指します。歯科のインプラントでは、顎の骨に歯根部となる器具を埋め込み、それを土台にして人工歯を取り付けます。

インプラントは外科手術が必要であり、治療費が高額になりがちです。一方で、周囲の歯にかかる負担が少ない、見た目がきれい、自分の歯と同じようにそしゃくできるなど多くのメリットがあります。そのため、インプラントは入れ歯とブリッジに次ぐ第3の治療法として注目されています。

インプラントの主な失敗事例

インプラントの主な失敗事例

インプラントが失敗するケースには、いくつかパターンがあります。「インプラントに失敗したかも?」と思ったときは、次から紹介する失敗事例をチェックしてみましょう。

インプラントが脱落・破損する

インプラントは、土台となる歯根部を骨と結合させることで人工歯を支える治療法です。しかし骨と歯根部の結合が不十分な場合、インプラントがぐらつき、さらに脱落したり破損したりすることがあります。

インプラントと骨がきちんと結合されないのは、インプラントを埋め込む位置や角度、深さが適切でないためかもしれません。また骨にドリルで穴を開ける際、骨にダメージを与えてしまい、うまく結合できなくなることもあります。さらに歯ぎしりや食い縛りの癖があると負荷がかかり、インプラントが破損するケースもあります。

さらにインプラントの部品同士をつなぐねじの締め付けが不十分な場合も、インプラントがぐらついたり脱落したりするでしょう。

痛みや腫れがある

手術後の痛みや腫れが長引くときは、インプラントに失敗している可能性があります。

痛みや腫れが数週間続く場合、インプラントを埋め込む位置が適切でない、感染症を起こしているなどのトラブルが発生しているかもしれません。痛みや腫れがなかなか治らないと思ったら、早めに歯科医院を受診しましょう。

感染症が起きる

インプラントに失敗すると、感染症を起こすことがあります。特に注意したいのが、インプラント周囲炎です。インプラント周囲炎とは、インプラントの周囲組織に歯周病のような炎症が起きる症状を指します。

インプラント周囲炎の初期段階では、歯茎から出血する程度の軽い症状しか見られません。しかし炎症が進行するとインプラントを支える骨が影響を受け、インプラントが脱落する恐れがあります。この場合、骨に影響が及んでいるため再びインプラントを埋め込むのが難しく、再治療できないことも少なくありません。

インプラント周囲炎などの感染症が起こるのは、次の2つの原因が考えられます。一つは、手術中の不十分な衛生管理です。インプラントは外科手術による治療であるため、手術中の衛生管理が徹底されていなければ感染症のリスクが高まります。

もう一つの原因は、手術後の不適切なケアです。日常のお手入れが楽なことはインプラントのメリットです。しかし歯磨きなどのセルフケアや歯科医院での定期的なメンテナンスが行えていなければ、インプラントの周囲に汚れが蓄積して感染症が起こりやすくなります。

かみ合わせが悪くなる

手術後にかみ合わせが悪化した場合も、インプラントに失敗していると考えられます。

食べ物をそしゃくしたときに引っ掛かりや痛みを感じる、会話中に舌が動かしにくいと感じる場合、かみ合わせが悪くなっているかもしれません。かみ合わせの悪さは、虫歯や歯周病、顎関節症だけではなく、頭痛、肩こり、腰痛などの全身症状を招くこともあります。

従って、インプラントの手術後にかみ合わせに違和感を覚えたら、早めに歯科医院を受診しましょう。

金属アレルギーを発症する

まれに、インプラントの手術後に金属アレルギーを発症することがあります。

基本的に、インプラントでは金属アレルギーが起きにくいチタンが使用されます。しかし手術時点で金属アレルギーでない人でも、時間が経ってからチタンに対してアレルギー症状が現れるケースはゼロではありません。手術後にチタンが原因でアレルギー症状が現れた場合、インプラントの除去が必要です。

もともと金属アレルギーを持っているなどチタンに対して不安がある人は、治療時に歯科医師に相談し、パッチテストや血液検査を受けましょう。

歯科医師とのコミュニケーションが足りない

歯科医師とのコミュニケーションが不足していると、要望に沿った治療を受けられずトラブルにつながる可能性があります。また手術前の検査が不十分であれば、手術中に神経や血管を傷付けたり、手術後にかみ合わせが悪化したりする恐れもあります。

さらにインプラント治療は外科手術であるため、口の中の状態はもちろん、患者さんの持病や服薬、病歴などを把握して適切な処置を行わなければなりません。しかしそれらを十分に確認できていなければ、血圧や心拍の異常、出血などのリスクが高まるでしょう。

要望のすり合わせや健康状態の確認、検査などで歯科医師に対して不信感を抱いた場合、インプラントを受けるか検討し直すべきかもしれません。

インプラントが失敗したときの対処法

インプラントが失敗したときの対処法

インプラントが失敗した際の対処法は、次の3つです。

  • 専門家に相談する
  • 再治療を受ける
  • 返金を依頼する

それぞれについて詳しく解説します。

専門家に相談する

インプラントが失敗した際の相談先には、以下のような場所があります。

  • 治療した歯科医院
  • 他の歯科医院
  • 弁護士
  • 歯科医師会
  • 国民生活センターまたは消費者センター など

まずは、インプラントを受けた歯科医院に相談しましょう。ただし対応は医院ごとに異なります。無償で再治療を行う医院もあれば、追加費用を請求したり、再治療を行わなかったりする医院もあります。

納得できる対応でなかった場合は、他の歯科医院への相談を検討してみましょう。しかし失敗したインプラントの再治療は簡単ではありません。インプラントの再治療の実績があるなど、技術力が高い医院を見極めて依頼することが大切です。

インプラント失敗の原因が歯科医院の治療ミスであるケースなど、訴訟を検討しているなら弁護士に相談しましょう。治療ミスが認められれば、慰謝料を請求できるかもしれません。とはいえ、弁護士への依頼にも費用がかかることを覚えておきましょう。

日本歯科医師会に相談すると、意見が歯科医院へ届けられるかもしれません。日本歯科医師会とは、歯科医師で構成される歯科医学の進歩・発展を図り人々の健康増進などに取り組む公益団体です。日本歯科医師会への入会は義務ではありませんが、多くの歯科医師が加入しています。そのため、インプラント治療を行った歯科医師が日本歯科医師会に所属していれば、組織を介して医院へ意見を伝えてもらえる可能性があります。

国民生活センターや消費者センターへ相談するのも方法の一つです。国民生活センターとは、消費者の生活を守り支援するための組織です。具体的には、トラブルを解決するサポートをしたり、消費者への注意喚起を行ったりしています。

国民生活センターは国が運営する組織ですが、全国各地に配置され、地方公共団体が運営している消費者センターも同じ役割を担っています。インプラントの失敗に関する相談先に迷ったときに、利用してみると良いでしょう。

再治療を受ける

失敗したインプラントはそのまま放置しておくことはできないため、再治療が必要です。この際、治療を行った歯科医院で再治療するか、他の医院で治療するかを選ぶことになります。

前述の通り、歯科医院のミスでインプラントが失敗した場合、無償で再治療できる可能性があります。しかし患者さんの過失による失敗であれば、再治療の費用は自己負担になるでしょう。

返金を依頼する

インプラントの治療を受けた歯科医院での再治療を望まない場合、返金を依頼すると応じてくれるケースがあります。ただし返金してくれるのは、インプラント失敗の責任が歯科医院側にある場合です。治療後の不適切なセルフケアなど、医院側に責任がない場合は返金されない可能性があります。治療前に返金条件を確認しておくことが大切です。

インプラントの失敗を防ぐには

インプラントの失敗を防ぐには

ここまではインプラントに失敗したときの対処法を説明してきましたが、そもそも失敗しないに越したことはありません。インプラントの失敗を避ける方法を知り、トラブルを防ぎましょう。

セルフケアに努める

インプラントを取り付けた後は、歯磨きなどのセルフケアを怠らないようにしましょう。インプラントの周りに汚れがたまると感染症のリスクが高まり、インプラントの脱落を招く恐れがあります。特にインプラントと歯茎の間に汚れがたまりやすいため、丁寧にセルフケアしましょう。

セルフケアには歯ブラシや歯磨き剤の他、歯間ブラシやデンタルフロスを使うのがおすすめです。これらのアイテムを使うと、歯ブラシだけでは取り切れない場所の汚れを効果的に除去できるため、感染症のリスク低減に役立ちます。

歯間ブラシやデンタルフロスで細かな部分の汚れを除去した後、歯ブラシで全体をブラッシングすると、口の中を効率良くきれいにできるでしょう。

定期的にメンテナンスを受ける

歯科医院で定期的にメンテナンスを受けることも大切です。歯科医院で専門的なクリーニングを受ければ、セルフケアだけでは除去できない汚れも落とせます。

さらに感染症が起きていないか、隣接する歯に問題はないか、インプラントにぐらつきや破損はないかなども同時に確認してもらえれば、トラブルの早期発見も可能です。歯のクリーニングだけではなく、口の中全体の健康維持を図るためにも、歯科医院での定期メンテナンスを受けましょう。

歯ぎしりや食い縛りを防ぐ

前述の通り、かみ合わせはインプラントの不適切な埋め込みにより悪化することがあります。一方で、歯ぎしりや食い縛りの癖によりかみ合わせが悪くなり、結果としてインプラントに悪影響を及ぼすこともあります。

歯ぎしりや食い縛りは、歯や顎の関節に負担をかける行為です。インプラントにもダメージが加わることから、脱落や破損につながる恐れがあります。また歯ぎしりが繰り返されると歯茎が下がります。すると細菌が歯茎に侵入しやすくなるため、インプラント周囲炎などの感染症のリスクが高まることにも注意が必要です。

歯ぎしりや食い縛りによる負担を和らげたいときは、ナイトガードの利用をおすすめします。ナイトガードとは、睡眠中に装着するマウスピースです。ナイトガードがクッションの役割を果たすため、歯に加わる圧力や摩擦を軽減できます。歯ぎしりや食い縛りの癖がある人は、ナイトガードの利用を検討してみましょう。

歯科医院の選び方に気を付ける

インプラントの失敗を防ぐためには、信頼できる歯科医院で治療を受けることが大切です。インプラント治療は専門性が高く、高度な技術が求められます。従って、歯科医院選びは慎重に行い、納得できる場所で治療を受けましょう。

歯科医院を選ぶ主なポイントは、次の通りです。

  • カウンセリングや説明が丁寧である
  • 設備・装置が整っている
  • インプラントに使用する素材の質が良い
  • 衛生管理が徹底されている
  • 定期メンテナンスなどのアフターケアが充実している
  • インプラントの治療実績が多い
  • 料金体系が分かりやすい

インプラントに失敗しても返金や再治療を受けられる

歯を失った際の入れ歯やブリッジ以外の選択肢として、インプラントが注目されています。しかしどんな治療でも言えることですがリスクは少なからず存在します。

インプラントが失敗した場合、まず治療を受けた歯科医院に再治療や返金を相談しましょう。納得できる回答が得られなかった場合、他の歯科医院や日本歯科医師会、国民生活センター、消費者センターなどに相談する方法もあります。治療した歯科医院に失敗の責任があれば、弁護士に依頼して訴訟を起こすことも可能です。

インプラントで失敗しないためには、信頼できる歯科医院を選ぶことが大切です。あきもと歯科では、患者さんに寄り添ったインプラント治療を提供しています。インプラント治療を検討している人は、ぜひ一度お問い合わせください。

横浜のインプラント治療なら「あきもと歯科」

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