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【ボロボロの歯】虫歯の進行度チェック!放置すると危険な症状は?
歯がボロボロになる原因として、虫歯を長期間放置したことが挙げられます。歯がボロボロになることは単なる口腔内の問題にとどまらず、全身の健康に深刻な影響を及ぼすおそれがあります。そのため、早期発見・早期治療が非常に重要です。定期的な歯科検診と適切な口腔ケアを心がけ、健康な歯を維持しましょう。こちらでは、虫歯の進行度や放置すると危険な症状などについてご紹介いたします。
虫歯の進行度チェック

虫歯の進行度は、CO~C4までの5段階に分類されます。自分の虫歯がどの段階にあるのか知ることで、適切な対処法を選択できます。
虫歯の初期
初期の虫歯は、見逃しやすい微妙な変化から始まります。この段階では、歯の表面に白斑や褐色斑が現れることが特徴です。
白斑(ホワイトスポット)
白斑とは、歯のエナメル質が脱灰し、白く濁った状態を指します。虫歯の最初期の兆候です。
主な特徴は以下のとおりです。
- 歯の表面が白く濁って見える
- 触っても凹凸はない
- 痛みはほとんどない
褐色斑
白斑が進行すると、褐色斑に変化します。脱灰された部分に色素が沈着したり、再石灰化が起こったりすることで生じます。
主な特徴は以下のとおりです。
- 歯の表面が茶色や黒っぽく変色する
- 軽度の凹凸が見られる
- 痛みはあまりない
この段階では、適切な処置を行えば、虫歯の進行を止めたり、場合によっては元の健康な状態に戻したりすることができます。
虫歯の中期
中期の虫歯では、エナメル質の破壊が進行し始めます。目に見える変化が現れるため、自覚症状が出やすいです。特徴として以下が挙げられます。
- 歯の表面に小さな穴やくぼみが形成される
- 冷たいものや甘いものを食べると、一時的に痛みを感じる
- 歯ブラシが当たると軽い痛みを感じることがある
エナメル質の破壊がさらに進むと、以下のような状態になります。
歯の色の変化
- 白や茶色の斑点が濃くなる
- 黒ずんだ部分が現れる
歯の質感の変化
- 触ると表面がザラザラしている
- 舌で触れると違和感を覚える
痛みの増加
- 冷たいものや熱いものに対する敏感さが増す
- 甘いものを食べたときの痛みが強くなる
中期の虫歯は、適切な治療を受けることで健康な状態に戻すことができます。しかし、放置すると次の段階に進行してしまいます。そうなると、より複雑で高額な治療が必要です。
虫歯の後期
虫歯の後期はエナメル質を突き破り、象牙質にまで達した深刻な状態です。象牙質の内側には歯の神経組織があります。この神経まで虫歯が進行し、炎症を引き起こしているのです。いわゆるC3レベルで、以下のような特徴が見られます。
- 激しい痛みを伴う
- 冷たいものや熱いものに敏感に反応する
- 歯が変色し、黒ずんでいる
- 歯に大きな穴が開いていることが確認できる
ここまで進行すると、歯の神経を抜かざるを得ません。神経を丁寧に除去したら歯の内部を清掃・消毒し、土台を作ってクラウンなどを被せます。注意点として、一時的に痛みが和らぐことがあります。「もしかして治ったのでは?」と思われがちですが、神経が死んでしまった証拠であり、C4レベルへと進行しているサインです。
虫歯の末期
虫歯の最終段階です。歯冠と呼ばれる目に見える歯の部分はほとんど失われており、歯の根っこだけがかろうじて残っている状態です。神経が壊死しているため、歯の痛みは感じなくなっています。
- 歯の大部分が溶けている
- 歯の根元に膿が溜まる
- 歯ぐきや顎の骨に炎症が起こり、激しい痛みや腫れが出る
- 抜歯が必要になるケースが多い
歯を残せる場合は、C3と同じように根管治療と被せ物で対処できます。抜歯する場合は、入れ歯・ブリッジ・インプラントなどの補綴治療の中から、適切な治療方法を選びます。
虫歯の末期は治療に多くの時間がかかり、費用も高額です。口腔内の健康を取り戻し、QOLの向上につなげるためにも、早期発見・早期治療が重要となります。
放置すると危険な症状

虫歯を放置すると、様々な危険な症状が現れます。これらの症状は、生活の質を著しく低下させるだけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼしかねません。
激しい痛み
虫歯が進行すると、歯の神経に近づくにつれて痛みが増していきます。初期段階では冷たいものや甘いものを摂取したときに痛みを感じる程度ですが、進行すると何もしていなくても痛むようになります。この痛みは食事や睡眠の妨げになり、日常生活に支障をきたすおそれがあります。
膿瘍の形成
虫歯が進行し、細菌が歯の内部に侵入すると、歯の根元に膿瘍(のうよう)が形成されます。膿瘍は激しい痛みや腫れを引き起こし、放置すると顎の骨にまで感染が広がってしまいます。
顎骨への感染拡大
虫歯による感染が進行すると、顎の骨に炎症が生じます。これは骨髄炎と呼ばれ、顔の腫れや高熱などの症状を引き起こします。治療が困難で、長期化するおそれがあるため、早期発見・早期治療が重要です。
全身への影響
虫歯による細菌感染が血流に乗って全身に広がると、様々な全身疾患のリスクが高まります。
- 心臓病:細菌性心内膜炎のリスクが上昇
- 糖尿病:血糖値のコントロールが困難になる
- 妊婦:早産や低体重児出産のリスクが高まる
これらの危険な症状を予防するためにも、定期的な歯科検診と適切な口腔ケアが欠かせません。少しでも異常を感じたら、すぐに歯科医院を受診しましょう。
虫歯だけじゃない?歯がボロボロになる原因
歯がボロボロになる原因は、虫歯を放置することだけではありません。他にも様々な要因が考えられます。
歯周病
歯周病は、歯を支える組織の炎症や破壊を引き起こす病気です。初期段階では気づきにくいですが、進行すると以下のような症状が現れます。
- 歯ぐきの腫れや出血
- 歯のぐらつき
- 口臭
- 歯と歯ぐきの間に隙間ができる
歯周病が進行すると、歯を支える骨が溶けて歯がぐらつき、最終的には抜け落ちてしまいます。
酸蝕症
酸蝕症は、酸によって歯のエナメル質が溶けてしまう症状です。虫歯は虫歯菌によって歯が溶かされますが、酸蝕症は酸性の食べ物や飲み物、胃液の逆流などが主な原因です。例えば、外因性の要因としては、ジュース、炭酸飲料、ワイン、スポーツドリンクといった酸性度の高い飲食物を習慣的に摂取していることで、歯の表面が徐々に溶かされて酸蝕症が発症します。
過度のブラッシング
歯磨きは大切ですが、力を入れすぎたり硬い歯ブラシを使用したりすると、歯や歯ぐきにダメージを与えてしまいます。過度なブラッシングによって、歯のエナメル質の摩耗、歯ぐきの後退、知覚過敏などの問題が起こるおそれがあります。正しいブラッシング方法を身につけ、適度な力で丁寧に歯を磨くことが大切です。
定期的に歯科検診を受けて、歯がボロボロになるのを防ぐための治療方法を実践しましょう。
【ボロボロの歯】虫歯リスクを高める生活習慣
虫歯は、日常的な生活習慣によって知らず知らずのうちに進行することがあります。例えば、寝る前の歯磨きを忘れると唾液の分泌が減少し、就寝中に細菌が増えやすくなります。また、炭酸飲料や砂糖を多く含む食品を頻繁に摂取することは、歯の表面で酸を生成し、エナメル質を溶かして虫歯を悪化させる原因となります。
さらに、ストレスや喫煙による唾液の減少も、虫歯を引き起こしやすくします。唾液は酸を中和し、歯を守る重要な役割を果たします。生活習慣を見直すことは虫歯のリスクを減らし、ボロボロの歯を避けるうえで重要です。
歯科治療に関するご相談なら、あきもと歯科へ
「歯がボロボロで見せるのが恥ずかしい…」
「もう手遅れかも…」
「治療時の痛みが怖い」
このような思いから、歯科医院の受診を躊躇している方も少なくありません。しかし、適切な治療を受けることで、健康的な口腔環境を整えられる可能性があります。
あきもと歯科では、患者様一人ひとりのお口の現状をしっかりと把握し、最適と考える治療方法をご提案しております。治療内容や費用など、歯科治療に関する疑問・不明点を丁寧にご説明し、ご納得いただいたうえで治療を進めます。口腔健康管理のために、様々な角度からサポートいたします。健康的なお口の環境を目指すなら、あきもと歯科までご相談ください。
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