【本牧・歯医者】早めの治療で親知らずの治療価格は抑えられる？

1．親知らずを抜かない場合に考えられるリスク

親知らずが生えていても、親知らずそのものやその周囲に問題が起きていなければ抜歯しなくてもリスクはありません。しかし、親知らずが原因で虫歯や歯周病、歯冠周囲炎などが発生しているときに放置すると、大きなトラブルにつながることがあります。

例えば、歯冠周囲炎の炎症が繰り返し起きたり、虫歯や歯周病による痛みが発生したりすることもあるので注意が必要です。
さらに、炎症などの症状が悪化するとほかの歯にまで影響が及ぶことがあります。また、炎症が原因で喉の痛みなどの体調不良が引き起こされるおそれも否定できません。

親知らずは口腔内の奥のほうにあり治療やメンテナンスが困難なので早めに対処しましょう。

2．親知らずを抜くときに考えられるリスク

親知らずを抜歯すれば、奥歯の痛みや炎症などの症状が起こりにくくなります。ただし、親知らずの抜歯にも一定のリスクがあるので十分に気をつけましょう。

特に問題となるのは、親知らずを抜歯したときの出血や痛み、腫れなどの症状です。個人差はありますが、親知らずの抜歯後には腫れや痛みの症状が3日から1週間程度続くケースが多くあります。人によっては、頬にアザや腫れが起きたり、一時的に輪郭が変わったりすることも考えられます。

まれに、抜歯のあとに感染による腫れや膿などの可能性も認識しておいた方がよいでしょう。術後感染は抜歯から1週間以上経過してから生じるケースが多いため、経過を注意深く観察しておきましょう。

ほかに考えられるリスクには、歯根の一部残存、周囲の歯や骨の亀裂などの偶発症などがあります。歯の根が曲がっているときにはうまく処置ができないため、親知らずを一部残存させるなどの対処をすることもあります。

親知らずを抜くべきか否かは口腔内の状況によって異なります。親知らずを抜歯する際には、抜く場合と抜かない場合のリスクについて歯科医師から十分な説明を受けることが大切です。

1．親知らずが成長する前のほうが抜きやすい

親知らずが生えてしばらくすると、歯の根が定着して抜きにくくなってしまいます。生えたての状態であれば歯の根が十分に育っていないため、抜きやすく回復も早いのです。

また、あごの成長が止まるまでに親知らずを抜いてしまうのもいい方法です。あごは20代前半から後半頃に成長を止め、その後は骨が硬く厚くなっていきます。こうなってからでは親知らずが抜きにくくなってしまうため、早めに抜歯を検討してみてください。

2．若いうちに抜けば回復が早い

若いうちの親知らず抜歯には、回復が早いというメリットもあります。10代や20代のうちであれば回復力が早く、痛みや腫れもそれほどないまま抜歯を済ませられます。

3．早く抜歯すればほかの歯に影響が及びにくい

親知らずが斜めに生えていたり、あごが狭く歯ブラシが届かない状態だったりすると、次第に口腔内の環境が悪化していきます。

状態の悪い親知らずを放置していると周囲に虫歯や歯肉炎、歯周病といったトラブルが起きやすくなります。また、歯の汚れが歯石となって炎症が起きる例もあります。場合によってはほかの歯まで抜歯しなければならなくなることもあるため、早めに対処しておくと安心です。